- 開催の趣旨
- 岩手大学では、平成15年度より国際的な大学間ネットワークや地域間交流を活用し、地域の発展に貢献するための事業(University and University+Region and Region=大学・大学と地域・地域の連携事業:UURRプロジェクト)を推進してきている。 今回は、これまでの学術交流及び地域連携の成果を踏まえ、岩手大学、岩手県教育委員会、平泉町教育委員会、曲阜師範大学、山東省文物考古研究所、曲阜市の関係者が連携協力し、世界遺産の保存管理をめぐって現状を報告し、今後の課題について認識を深めることを目的とする。
- 主催
- 岩手大学・岩手県教育委員会・平泉町教育委員会
- 日時
- 平成26年2月17日(月)10時30分から
- 場所
- 平泉文化遺産センター研修室
- 実施内容
- 開会
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発表:
- 世界遺産平泉の保存管理体制について(県教委 佐藤嘉広)
- 庭園の修復コンセプトと管理について(平泉文化遺産センター 島原弘征)
- 遺跡(地下遺構)の表現方法と修景について(県教委 岩渕 計)
- 周漢期の魯国について(曲阜師範大学 陳東)
- 「曲阜孔廟・孔林・孔府」の世界文化遺産申請及びその保護・管理について
(中国孔子研究員 孔祥林) - 曲阜魯国故城の考古新発見とその保護・管理について(山東省考古研 劉延常)
- 討論:
- 世界遺産等の修復・維持管理の課題は何か
- 修復や維持管理に要する経費・財源について
- 世界遺産の維持管理に、地域住民の協力はあるか。
- 来訪者数は適当か。来訪者過多による資産への影響はあるか。
- 来訪者に対して、世界遺産のOUV(顕著な普遍的価値)は十分に理解されているか。
- 中国山東省における考古遺跡の保護・修復の考え方と整備方法について。
- 曲阜の世界遺産の拡張登録の計画について。
- 平泉の問題点について。
- 閉会